人は基本的に鼻呼吸する事で、体が健康的に保たれる仕組みを持っています。

しかし、鼻呼吸を獲得できる時期は1歳を過ぎた時期なので、離乳時期が早すぎる、舌癖を誘発し易い形状の哺乳瓶を使用する、子供の時期に虫歯が多かった、体が細く顎もシャープで細い…といった様々な原因により鼻呼吸が出来ず、口呼吸へ移行していく原因となりますが、その多くに歯のかみ合わせの悪影響が関係しています。

鼻呼吸が体の健康維持のどのあたりに関係しているかというと、鼻から入った酸素は鼻の中の鼻毛や鼻粘膜により、埃や汚れ、菌やウイルスを排除する機構があり、排除した汚れは鼻水などで外へ排出されます。また、鼻から気管へ入るまでの間に、適度な湿度が加えられ、温度も体温に近い状態に変化します。この様に適切に処理された酸素が肺に取り込まれています。

しかし、口呼吸の場合は口を通過する際に酸素から埃や汚れ、菌やウイルスを排除する機構もなく、扁桃腺が免疫機構として働く事で、扁桃腺肥大になります。

その為、特に子供の成長時期に口呼吸が継続していると、咽頭部の慢性的な炎症が続く事で扁桃腺肥大の大きな一因となります。扁桃腺肥大は、健康的な成人になる過程での成長の阻害因子となります。

夜寝ている時や何かに集中している時、お子様の口がポカンと開いたままであれば、歯のかみ合わせが悪い可能性が高いです。歯並びは見た目だけの問題ではありません、歯のかみ合わせが改善すると楽に呼吸ができる様になり、精神的にも肉体的にも健康的な大人への成長を助けてくれます。

お口は体の入り口です。口呼吸しているのに気が付いたら、早めにバランスの良い噛み合わせに治しましょう。