一般的に病院では、これからご紹介する入れ歯の製作工程は技工士さんが作っています。しかし、当院では院長がお一人、お一人に似合った歯並びをお作りしています。

その理由は、実際にお口の中やお顔を拝見している院長が作った方が、その患者さんに似合った口元、歯並びに作れるからです。全て同じ既製品のようにならず、よりその方らしい口元が演出できます。

不思議と同じような工程で作っても、患者さんにお会いしたことのない技工士さんが作るものと、歯科医師が作るものでは、入れ歯をはめた時の口元や歯並びのリアル感は、全く違うものになります。

より満足度の高い、見た目もよく、よく噛める入れ歯を提供しています。

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1) まずは、上顎、下顎の歯型をそれぞれ別々に取ります。

この模型を使って、上下歯と歯がかみ合った状態の歯型を取るためのトレーを作ります。

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2) これが模型にトレーがはめてある状態です。

上下顎の歯と歯がかみ合った状態を一緒に型取りする方法なので、かみ合う形にトレーを作っていきます。

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3) 2) のトレーを使って、患者様のお口の中の型取りを上下顎同時に行いました。この歯型取りの方法の良いところは、上下顎の歯と歯がかみ合ったところの型が取れる事と、頬や口唇の型も取れるので、お口の中に大き過ぎず、小さ過ぎず、ぴったりフィットする入れ歯が作れることです。

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4) 上下顎がかみ合ったところの歯型から、上下顎の模型を作ります。その他、頬や口唇のふくらみもこの型から模型を作ります。

入れ歯は、このブルーのお口の型の大きさや形と一致させます。

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5) 上下顎の模型が④の歯型から出来たところです。

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6) ここからいよいよ入れ歯を作っていきます。

まず、ベースになる板状のプラスチックのフレームを上下顎の歯型に合わせて作ったところです。

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7) ピンクの部分が、上顎の入れ歯の歯を並べる位置です。歯を並べる位置は、白い模型が口唇の模型なので、この位置とぴったり合わせます。これが合っていると、入れ歯でも、お口を閉じた時の顔の輪郭がとっても自然に見えます。

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8) 口唇の模型の輪郭に合わせて上の前歯の歯並びを作ったところです。

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9) 下の奥歯の歯並びは、左右の顎の関節に合わせて、顎運動をしやすいような弧を描いた歯並びを作っていきます。

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10) 下の奥歯の歯並びに合わせて上の奥歯の歯並びも作っていきます。これを左右行っていくと・・・

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11) 下の前歯を抜かして、全部歯が並んできます。

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12) 最後に全部の歯を並べて、歯肉の部分の形も歯型に合わせていくとこのような形になります。

ここまで作ってくると、作りながら患者様の顔が浮かんできて、その方の口元に合っているかどうかが、イメージ出来てきます。

ここまで作ったものを、実際に患者様にいらしていただきた時に、お口の中で仮合わせをして、

・歯並びが口元の印象に合っているかどうか

・しゃべってもらって、発音がきっちりできているか、発音チェック

・上下の歯と歯のかみ合せが合っているかどうか、かみ合わせチェック

など色々とチェックをします。合わない項目があれば、その場で歯並びの修正をしたりもします。

この仮合わせがOKだったら、次に入れ歯は完成です。

ですから、早ければ4回の来院で総入れ歯が出来上がります。

でも、早いからと言って、簡単に作っているわけではなく、このような様々な複雑な工程を時間をかけて作り上げているんです。