院長紹介
湘南歯科医院 紹介院長
歯科医師 奥山千恵
【略歴】
・日本歯科大学歯学部卒業
・同大学 歯科保存科 在籍
・湘南歯科医院 父の元で勤務
・現在、同医院 院長
【所属団体】
・日本顎咬合学会 認定医
・European Prosthodontic Association(ヨーロッパ補綴学会)会員
・International Association for Dental Reseach (IADR)会員
・IPSG包括歯科医療研究会会員(スタディーグループ)
祖父、父、私と日本歯科大学を卒業し、三代に渡って茅ヶ崎で歯科医師をしています。祖父は昭和37年、茅ヶ崎南口の駅前で「奥山歯科医院」をスタートしました。父が茅ヶ崎市出口町へ「湘南歯科医院」を移転し、現在、私が院長を引き継いでいます。
当院はドイツ式の義歯治療を専門としている歯科医院です。義歯を専門にしている歯科医院でしか出来ない入れ歯は、他とは二味違う入れ歯です。
入れ歯を専門に治療して感じること
入れ歯に関する悩みをお持ちの方がこんなにも多くいらっしゃるのかと日々感じます。30代でも入れ歯の悩みを抱えている方が、たくさんいらっしゃいます。初めてご相談にいらした時は不安でいっぱいなお顔でも、治療が進み、徐々に噛めるように回復してくると、だんだん性格まで明るくなっていきます。「新しく仕事や習い事を始めました。」…と報告を聞く事も珍しくなく、入れ歯は歯だけの問題ではない事をつくづく感じます。これからも、このような悩みを抱えた方々に、治療を通じてご協力できたら嬉しく思います。
私達が目指すのは、おもいっきり食べる、おもいっきり笑う、人と会うのが楽しみになる…ための治療
応急的に、とりあえず削って詰めて終了の治療では、歯は長持ちしません。かえって、何度も応急処置を繰り返す結果となり、何度も削られて…でもすぐに歯が悪化するので、このような治療形態を、お薦めしていません。
一度治療したら、その後長くその歯が使っていただける様に丁寧な治療をしています。治した後は、定期的なメンテナンスをすることで、何度も何度も再治療を繰り返すような負のサイクルを作らない事を目標にしています。
この様な治療をする為には、治療前のお口の中の各種検査を行うことと、治療前に治療の計画を立ててから治療をスタートする計画治療が重要です。
いかに治さなくてよいお口の環境を作っていくか=お口の健康と考え、予防歯科も重要視しています。それぞれの年代によって目指す治療の目標は違ってきますが、成長期の子供の治療では、歯を削って詰める治療よりは、フッ素を定期的に塗布しながらの定期的な見守りの方が重要だったり、哺乳指導も含めた健全な顎の発育が良い歯並びを作ることに、とても重要だったりします。大人の場合は、毎回半年後の検診に来院されるのであれば、初期の虫歯は削らずに、半年間虫歯が進まないようなお口の中の環境になっている事の方が重要だと思います。もちろん、治す必要が出てきたら、計画的な治療をお勧めしています。そして、一生自分の歯で過ごせる為のお手伝いをしたいと思います。
どの年代でも、共通したことは、治したら終わりではなく、治してからがスタートということです。治した後に、なん年もその状態が保つ事が出来て初めて「治療して、やっぱりよかった」と思えるのではないでしょうか。そんな息の長い医療を目指しています。
私が学術発表している意味
通常の治療を行う分には、知識も経験も足りているのかもしれません。でも、私が治療の他に、外に勉強しに行ったり、学会へ自分の診療の結果を発表しに行ったりしていることは、何になるのでしょう???
今、私が行っている治療は、今までに蓄えてきた知識と経験です。私はそこからまた、新たに良いものを探していきたいですし、そうして得た治療の結果が良ければ、それを多くの人に知ってもらう必要があると思います。そうやって行くことで、医療がより良くなったり、自分の治療がより良くなったりするのかな…と思います。なので、一つの方向を向いたままではなく、一見、治療とは関係ない学術発表だったりしますが、こういう違う面での活動が治療をより豊かなものにしてくれると思っています。
デンタルポリシー
湘南歯科医院は“カラダに優しい医療”を行っています。当院では、院長の私が、自分で受けたい医療、自分の家族にしたい医療を行っています。その治療の実践の為の4つの指針です。
歯とカラダを健康にするための4つの指針
1. まずは、患者様との対話を大切にする
病院へいらしていただいた方に、まずは何にお悩みなのか? 今までの経緯やどんな治療がご希望なのか…といった事を色々とお話を伺うところから始めています。
まずは、どんなご希望をお持ちなのか…ゆっくりと話せないところでは、心もほどけません。心がほどけないと、信頼関係ができません。信頼関係が出来なければ、良い治療には結びつきません。
その後、患者様の症状などをお聞きして、私共のところで行っている治療内容、治療費用、治療期間や通院サイクルなど出来る限り具体的にお話して、治療前に診療計画を立てています。この治療計画での治療のご希望を確認した後、治療がスタートします。治療治療前から治療のゴールがしっかり見えるので、安心して受診して頂けます。
2. ベストの医療を提供する
“ベストの医療”…と言うと漠然としすぎていて分かりにくいかもしれませんが…治療が終わった後に、「また、いつ歯が痛くなるか分からない」「また、悪化するのが心配だわ」…という心配が無くなる事がベストの治療だと考えます。
「治したら普通、良くなるんじゃないの?ベストじゃなくたって…」と思うかもしれませんが、「とりあえず….そこそこの治療で…」この感覚は、歯をいじられるのか、歯を治すのかの違いです。一生ずっと歯の治療から切り離せない治療(=歯をいじられ続ける)ずっと長い期間継続し続ける治療が良い結果とは思えません。その逆に、悪化した歯を治すのは、一生の内になん度も無い方が…出来れば一度の方が良い。この一回の治療で、その後ずっと治療した歯を使えるようにと思ったら…その方法は最善の方法を選択するしかないのです。
また、医療は日々進化しています。当院の治療も日々進化して行きたいと考えています。
その為には、日々勉強したり、診療のデータを集めたり、これを多くの学会に発表したり、参加したり・・・という、一見関係のないような積み重ねが医療全体の質の向上に繋がると思っています。
3. 予防歯科を重視する
前述の…歯を治療するのは、一生に一回の方が良い。…でも、治療しないで済むようにする方がもっと良い!と考えます。歯を削らなくて済むなら削らない方が良いですし、歯の神経を取らなくて済むなら取らない方が良いですし、歯を抜かなくて済むのであれば抜かない方が良いですし…治療を避けられる唯一の方法は予防だと思います。予防は、お家でのセルフケアと定期的な病院でのメンテナンスの両方を連動させることが重要です。
4.治療に関して、より安全で、より安心なものを選択肢に入れる
当院では、通常、診療台(ユニット)にずらっと並んでいる薬瓶は、ひとつも置いてありません。なぜかと言うと、これらの薬は妊婦さんには使わない種類のお薬です。だったら、一般の人にも使わない方が良いですよね?そのお蔭で、病院内が薬臭くありません。
インプラントは治療方法として、選択していません。インプラントは手術が必要な分、治療に痛みをともなったり、安全性のリスクもあります。治療後も、定期的に病院へ行かなければその後のメンテナンスが難しかったり…という点が選択していない理由です。その代わり、当院では、手術がいらない分安全性が高く、今までの義歯の様にはずれたりしないテレスコープ義歯を採用しています。
当院では、ドイツのkavo社製の診療台(ユニット)を採用しています。このユニットの機器は他社のユニットにはない高性能なもので、歯を削る器械は高速で回転するのですが、削っている間に歯が摩擦熱でやけどしない様に水がガンガン出て歯を冷やしダメージを与えなかったり、出てくるお水も体温と同程度の温度に常に管理されていますし、ユニット内のお水は全て消毒水になっているので、治療中の感染も防いでくれます。