当院では、歯並びにコンプレックスを持っている人に向けた小臼歯を抜歯しない歯列矯正治療を行っています。
一般的な審美矯正では見た目は真っ直ぐキレイな歯並びに改善するのですが、「歯のかみ合わせ」という機能面までは改善しない事が多く、矯正治療後に返って噛み合わせが悪くなった、左右の奥歯の高さが不均等になった、口を開く度に顎がカクカク音がする様になったといった、かみ合わせの不具合が発現する場合も多いです。
湘南歯科医院では、顎の骨格の位置から治すかみ合わせを重視した小臼歯抜歯をしない歯列矯正治療を行なっています。
湘南歯科医院の矯正治療の特徴
①MEAWを用いた矯正治療を行っています。
②外科手術が必要な矯正治療をしたくない人に適した治療方法です。
③小臼歯抜歯をしない事が「かみ合わせ」を良くする為にとても重要です。
④顎関節症の改善の為の矯正治療
⑤かみ合わせを重視した矯正治療
顎関節症の改善の為の矯正治療
当院ではMEAWを用いた矯正治療を行っています。
当院ではMEAW(Multiloop Edgewise Arch Wire)によるかみ合わせを良くする為の矯正治療を行っています。
【従来の一般的な歯の矯正治療】
特徴は、真っ直ぐで丸い形状のワイヤーを使用して歯の位置移動を行う為、歯列全体で連動した歯の移動となり、歯の移動は前後方向のみに限定されます。
大臼歯(奥歯)の歯の移動が出来にくい為、小臼歯と前歯の歯の移動で歯並びを変える治療方法となります。その為、前歯が症例によっては治療前より出っ歯になる、小臼歯抜歯をしなければならない、オープンバイト(開口)などの場合は外科矯正(顎骨を切除して顎のサイズを合わせる矯正治療)が必要といったデメリットが生じます。
【MEAWを用いた矯正治療】
MEAWでは、長方形の四角いワイヤーを使用することと、個々の歯をそれぞれ別の、3D(前後、上下、歯の傾斜の3つ動き)方向へ複雑な歯の移動が可能となります。歯を3D方向へ自在に動かす事で、従来動かす事が難しいとされていた大臼歯までの歯を動かす事が出来るので、歯列の中間にある小臼歯を抜歯しなくても、歯のかみ合わせを改善する事が出来る事と、骨格(顎)の位置のズレを歯のかみ合わせを合わせる事で改善する治療方法です。
外科手術が必要な矯正治療をしたくない人に適した治療方法です
MEAWを用いた矯正治療の特徴として
・開口(オープンバイト)
・顎偏位(顎が左右どちらかに傾いている、正中(真ん中の歯が上下でズレている)
・下顎が小さく、出っ歯になっている
・上下の前歯がかみ合っている…
この様な場合に、通常の真っ直ぐなワイヤーを使った一般的な矯正治療では小臼歯以降の大臼歯の歯の移動コントロールが困難な術式である為、ほぼ外科手術が必要な矯正治療となります。しかし、全ての歯を個々に動かす事ができる、小臼歯、大臼歯といった奥歯の位置移動が可能であるMEAWを用いた矯正治療では、多くのケースにおいて外科矯正を避ける事が出来ます。
*ただし、全てのケースで外科矯正を避けられる事はありません。治療前の治療相談にて先ずはご相談下さい。ご説明させて頂きます。
MEAWを用いた矯正治療中
小臼歯抜歯をしない事が「かみ合わせ」を良くする為にとても重要です。
日本で多く行われている矯正治療は「審美矯正治療」です。審美矯正治療の場合には、小臼歯抜歯をするケースがとても多いです。顎の骨格が小さいから、歯が並びきれないから・・・この様な場合の治療の第一選択肢として、小臼歯抜歯が行われています。
しかし、小臼歯はかみ合わせを良くするための重要な役割を果たしているので、小臼歯を抜歯すると、かみ合わせを良くする為にはとても不利な歯列になります。
犬歯や小臼歯は顎の動きの機能上、顎を前後左右に動かす(顎運動)際のハンドルの様な役割を持ち、とても重要です。
犬歯や小臼歯がしっかり機能しているかみ合わせだと、上下の顎の力を支えている大臼歯(奥歯)の耐久年数が上がります。
将来、奥歯を欠損しないかみ合わせを作る為には、小臼歯はとても重要な役割となります。その為、当院では極力小臼歯の抜歯はせずに矯正治療を行なっています。
顎関節症の改善の為の矯正治療
顎関節症の9割は歯のかみ合わせの不具合に原因があります。
本来、歯のかみ合わせは顎関節を中心にして行う顎運動が動きのベースとなっています。この顎運動と歯並びの間に不調和をきたした場合に、うまく顎運動の機能ができなくなり顎関節症を発症します。したがって、顎関節の動きと調和の取れた歯並びに整える事で顎関節症の症状の改善を図っています。
かみ合わせを重視した矯正治療
かみ合わせのバランスが悪いと、強い歯軋りを生じて奥歯がすり減る(歯の磨耗)、欠ける、割れる、段々と上の前歯が出っ歯になってきた、食事がよく噛めない、虫歯が進みやすい、見た目のコンプレックスがある、口が開きにくい、口を開く時に顎が痛い・・・など様々な症状が出てきます。
歯並びには、上下の奥歯には噛む力を支える役割があり、上下の前歯は顎運動を行う際のハンドルの役割があります。
この歯並びの役割と顎関節の動きの間のバランスが取れてれば、安定したかみ合わせとなり、この両者の間のバランスが悪いと上記のような症状が出ます。
したがって、見た目を整えることが矯正治療の目的ではなく、顎関節の動きと調和の取れた歯並びに整える事でバランスの取れたかみ合わせに改善することで、使いやすく、長期安定したお口の環境を作ることが当院の目指す矯正治療の目的です。
当院の矯正治療方法と流れ
かみ合わせや見た目のコンプレックスなど歯並びにお悩みがある方は先ずは「相談」でご予約ください。
どの様な悩みがあり、どの様に治したいかなどお話を伺う事と、お口の中の簡単な検診、治療がどの程度可能かどうかなどの説明を行います。
矯正治療をしたいご希望がある場合は…
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かみ合わせ・歯並び・顎運動・頭部骨格検査などの治療前の精密検査
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診断と治療計画の説明・治療契約後に治療スタート
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動的矯正治療
*当院ではMEAW装置を用いた矯正治療をベースに行っています。この治療では、歯にブラケットを装着し、長方形のワイヤーにホリゾンタルループと呼ばれるワイヤーの屈曲を犬歯以降の個々の歯に入れることにより、ループで区切られた個々の歯を3次元的に移動して、機能的なかみ合わせの歯列を確立する治療方法です。
三次元的に歯が動く事で歯列(歯並び)角度や高さを変える事が出来るので、外科的な顎の手術をしなくてもよくなるケースも多くなります。
*全てのケースの外科矯正を避けられるわけではありません。
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保定治療
歯を動かす治療が終了し、キレイな歯並びに改善した後、ブラケットを歯から除去し、保定装置で歯が後戻りしないように一定期間保定する必要があります。