一般的な入れ歯の場合、就寝時は入れ歯を外しておくように指示されます。
しかし、これでは「身近な人から入れ歯だと気付かれたくない」と思っても難しくなります。日常の様々なシーンにおいて支障が出てきますし、お友達との旅行や会食にも行きにくくなります。
また、義歯を夜間はめておかないことで、酸素飽和度や脈拍数には悪影響を与えます。(この結果は、当院院長がアメリカのIADRにて、学術発表しています。)外したまま寝ると、朝起きた時にお口の中はカラカラに乾燥していると思いますが、これは、入れ歯を外すことで呼吸にも影響を及ぼすためです。
元来、体の恒常性(ホメオスターシス)を保つ為には、義歯であったとしても歯は24時間なければならないものなのです。
ドイツ式のテレスコープシステムの義歯は、就寝時も含め24時間、口の中にはめておけるだけの適合性や安定性があります。義歯を外すのは、歯磨きの時だけです。入れ歯というよりも、歯に固定する被せものやブリッジのような、自分の歯に近い感覚の使用感です。
24時間はめておけるだけの性能を持った入れ歯は、健康な日常生活を送るためにとても重要です。見た目の美しさはもちろんのこと、しゃべる、食べるなどの機能を回復させていくことで、本来の健康を取り戻して頂くことが、当院の目指している治療です。