今回は何回かに分けて、当院で行っているドイツ式の義歯がどの様に作られて患者さんの元まで届いているのかをお伝えしたいと思います。
写真の模型は今私が入れ歯の治療をしている患者さんのものです。
入れ歯作りの全部の工程を技工士さんに作ってもらう医院がほとんどだと思いますが、湘南歯科医院ではどうもそれでは納得できる出来にならないので、工程の内の歯並びに影響する部分は院長が作製しています。やはり、患者様の一番近くで治療している歯科医師が、その方のお顔立ちをイメージしながら歯並びを作った方がより良いものが作れるのではないかと思っています。
歯医者って治療していない時には、こんな仕事をしてるんだなー…と思って読んでください。
上下顎のお口の中の型取りをすると、この様な口の中の模型が上下顎一対で出来ます。
ここから、入れ歯の歯並びを作っていくのですが、歯が並ぶ前の状態はこんな感じのフレームだけの状態です。
このフレーム作りから模型に合わせて作らないとフィット感は出ません。カタカタするような歪んだフレームだと、それだけでお口の中にピッタリ合った義歯ではなくなってしまいます。
また、フレームを作る前にも、模型の形をキレイに整えて左右対称な形にしておく…など色々な工程を経て、ここまで作製しています。
明日はここからフレームに人工歯を並べていきます。。。。続く