お口の中から取りはずせる装置のことを義歯と言いますが、ご高齢の方が使用しているようなイメージがあり、抵抗感をお持ちの方も多いかもしれません。義歯には性能の善し悪しにとても差があります。お口の中で緩み、カタカタ動きやすい入れ歯から、硬いパンでも痛くならずに、よく噛めて、緩みにくい入れ歯もあります。

合わない義歯を使用している事で、噛めないことで筋肉が減りお顔のシワが多くなったり、入れ歯の高さが合わないことで老けた印象になってしまいます。その点、よく噛めて、精密にお口に合わせた義歯は、お顔の印象も若くなります。この様に一括りに入れ歯と言っても、その性能の良し悪しにはかなりの差がありますので、当院ではドイツ式のよく噛めて、お口の中での安定感の良い、ドイツ式のテレスコープ義歯をお薦めしています。

1〜2本しかなくても、ドイツ式のテレスコープ義歯なら多くの場合、歯が残せます

歯が、1~2本しか残ってないから、どーせ…良くならないわ。
良くならないなら、総入れ歯になるまで放っておこう、いっそ残っている歯を抜いて欲しい…なんて諦めていませんか?

通常、入れ歯治療の場合、歯が数本しか残っていない場合の治療がとても難しく、この状態でお口の中でピッタリフィットして、緩みにくい入れ歯を作るのは至難の技です。その為、バネ(クラスプ)の入れ歯では、その技術的な問題よりカタツく義歯しか作れない為、残り1−2本の歯を抜いて総義歯を薦められることもある様です。

しかし、当院で行なっているテレスコープ義歯の場合は、バネの入れ歯の技法とは全く異なる方法で義歯を作製するので、ピッタリ合った義歯を作ることが可能です。1~2本しか残っていないご自分の歯でも、噛めるように、そして歯を抜かずに済みますし、テレスコープ義歯の場合は1−2本でも歯が残っていた方が、歯が義歯の動きを抑えてくれるので、総入れ歯より安定感のある義歯が出来ます。

なので、当院ではこの様なご相談がある時は、いつも「歯はひとまず抜かないまま一度相談して下さい!!」とお伝えしています。

この、ピッタリご自分のお口の中に合った入れ歯を作る技術がとても難しいのですが、当院ではお口の中で上下の歯と歯がかみ合った状態の特殊な型取りを行ってお口の中の形の再現性を高めています。この技術によって痛くない!噛める!外れにくい精密な義歯を作っています。

治療の途中、お口の中で噛んだ状態の型取りをする事によって、噛んだ状態を再現した義歯を作ります。

お口の中で噛んだ状態の型取り1お口の中で噛んだ状態の型取り2

治療を始める前はこの様な感じのお口の中の状態でした。

治療前

テレスコープ治療を行うと、下の写真の様に自然なお口元に改善します。

よく噛める義歯 治療後

針金の留め具を一切使っていないので、よく噛める、カタカタ緩まない義歯です。当院では、歯が0本でも、1~2本しか残っていなくても、どのような状態でも、治療の対応が可能です。