50代からの総入れ歯の費用と選び方

保険適用の総入れ歯と自由診療の総入れ歯の違い

総入れ歯は歯科治療の中でも、技術力や使用する材料などにより義歯の出来の良し悪しにかなり大きく差が出る治療分野となります。その為、総入れ歯の費用は、選択する材料や技術、治療術式、治療に掛ける総時間数などで大きく異なります。

 

保険適用の総入れ歯

保険適用の治療では、必要最低限のランクの材料と技術を使用して作らなくてはならないルールがある為、総義歯治療もこれに則った材料と治療方法を取る必要があります。メリットとして保険治療は自己負担分が治療費用全体の内一部のみの自己負担金のみとなる為、費用が比較的安価です。しかしデメリットとして、デザインや快適性には限度があり、患者様が選択できる部分は少ない範囲となる事や、義歯製作にかける時間や治療時間はごく短い時間に限られる為、満足度の高い治療が受けにくい事が挙げられます。

総義歯とレジリエンツテレスコープ義歯

自由診療の総入れ歯

一方、自由診療の総入れ歯は、使用する材料も天然歯に近い見た目であったり、長期間の使用に耐えられる強度を持った材料が選択されることや、技術の質を上げる為治療工程数も多く、義歯製作等にかかる時間は保険治療の10倍以上となります。また、保険治療は自己負担分が治療費用の一部のみですが、自由診療の総義歯は100%自己負担となります為、その分治療費用が高く掛かる理由となります。しかし、技術的には保険治療とは全く異なる技術となる為、現在使っている義歯に満足していない方にお薦めできる選択肢です。また、義歯のデザインの自由度もある為、適合性に影響がない範囲にはなりますが、ある程度自分の希望する歯の色や形、歯並びにカスタマイズする事が出来るので、よりご自身のお顔に似合った歯並びに直す事が可能となります。ご自分の個性を大事にしている方に合った治療の選択肢と言えます。

 

 費用対効果

総入れ歯の選び方には、費用対効果を考慮することが重要です。保険適用の総入れ歯は初期費用が安価ですが、快適性や耐久性に限界がある場合があります。一方、自由診療の総入れ歯は比較的高価ではありますが、長期間にわたって快適に使用できるため、長期的な視点で見れば費用対効果が高いです。自分の生活スタイルや予算に合わせて、最適な義歯を選びましょう。

 

50代から総入れ歯を検討する際には、費用や保険適用範囲、自由診療のメリット・デメリットをしっかりと理解することが大切です。50代ではまだまだ長い先の人生を見据えておく必要のある年齢である為、ご自分に合った最適な選択をすることで、長く快適な生活を維持することができます。当院の義歯治療に興味のある方は、是非一度ご相談ください。