症例 1
初めは…
左下奥から2番目の銀歯の歯が折れてしまい来院。奥から2番目の歯は折れてしまい残せなかったので、抜歯となりました。通常、一番奥歯の歯が健全であれば、ブリッジといって、一番奥歯から3本-4本のつながった被せもので治せますが、一番奥歯の歯周病が進んでいて、将来的には抜く可能性があったため、患者様との相談の結果、今回はもし、奥歯が悪くなっても、悪くならなくても、どちらでも大丈夫な様に治す治療計画で治療をスタートする事になりました。
左下一番奥の歯、奥から3番目の銀歯(この歯も歯の神経がなく、あまりしっかりと強度の高い歯ではありませんでした)、奥から4番目の白い歯(唯一、この歯は神経があり、しっかり強度のある歯でした)・・・この3本が治療範囲となりました。
治療の最後は…
奥から2番目の歯だけが抜歯となりましたが、一番奥歯、奥から3番目、4番目の歯まで、つながった形の内冠という金色の被せものを歯につけて固定してあります。
歯磨きの時だけ、入れ歯をはずして、歯磨きをしますが、入れ歯をはずすとこのような状態になります。歯磨きが済んだら、入れ歯をはめて、レバーを閉じて固定し、夜寝る時もはめたままにします。
入れ歯をはめると、このような状態になります。
実際の入れ歯の形です。入れ歯のレバーを閉じると、内冠の金属にカンヌキが閉じて、自分の歯と入れ歯が固定される仕組みになっています。
そのため、入れ歯が浮いてきたり、カタカタ動いたりという心配はありませんし、動かないので痛くありませんし、ドイツ人でも硬いパンをしっかり噛める強度がでます。
バネも一切かからないので、他の人に入れ歯だという事は全く知られずに済みます。
症例 2
治療の途中…
この方は、奥2本の歯を喪失したため、その手前2本の歯を治療して、計4本分の部分入れ歯(テレスコープ義歯)の治療をしました。
治療の最後は…
この様に、手前2本の歯には、内冠という、テレスコープ義歯をぴったり固定するための金属の被せものをつけます。
入れ歯は、内冠とレバーで固定するので、ガッチリ動かなくなります。
入れ歯をはめる時に、レバーを入れ歯の内側に閉じるとはずれなくなり、はずす時に、レバーを開けます。
入れ歯をはめると、下の写真の様になります。
治療費用は参考価格として、過去の治療費用がいくつか記載してありますので、「料金表」ページをご覧ください。