症例3
初めは…

「被せものをした奥歯が1本折れてしまった」と来院されました。それから、1-2週間の間に、その手前の被せものをした歯も立て続けに折れてしまったとの事でした。
時々、奥歯は他人から見えないから…と歯を喪失しても、抜けたまま義姉も何も入れないままにしている方をお見かけしますが….
もし、車のタイヤの一か所が外れたまま運転していたらどうなるでしょうか。車が動いたとしても、車体は歪み、残った他のタイヤも、いずれ外れて車は壊れてしまうでしょう。
歯も車と同じで、奥歯は歯に掛かる咬合力(噛む力)を支えて高さを保つ役割がありますが、奥歯を喪失したままにしていることで、残っている歯は顎の力を支えきれずに徐々に歯の高さが潰れてきて、次々と折れたり、割れたり、痛くなったりと全体的に壊れ始めます。
こうなると、歯の悪化が加速度を増して進行します。歯の悪化が全体に及ばない様にするには、歯が欠損した部分に咬合力を支えられるだけの強度のある歯を入れて、歯の高さがつぶれてこない様にする必要があります。
残っている歯が悪化して抜かなければならない状態にならない様に補強することと、失ってしまった奥歯3本分、顎の力を支えられるだけの強度のある歯を作る治療計画を立てました。
咬合力(上下の歯と歯で噛む力)は昼間起きている時には、体重と同程度から2倍の力、就寝時には体重の3−5倍の力が歯に掛かっているとの研究データもあります。
それだけ大きな力を支えられる様な強度のある入れ歯でなければ、長期間残っている歯が壊れる事なく安定して保つことは出来ません。
治療の最後は…

治療が完了した後のお口の中の状態です。
入れ歯をはずすとこのような状態になり、はずして歯磨きをして、またすぐに入れ歯ははめます。
治療する歯の本数や補強方法は、残っている歯の状態によって様々です。
この方の場合、7本分の歯を折れない様に歯を補強しました。
歯の治療が終わった後、将来的に悪化する可能性の高い部分を治療範囲に含めることで、治療後に歯が悪化するリスクを減らし、結果として、一度治したら長期間治療の必要が無くなるように出来るのが、この入れ歯の大きなメリットの一つです。

治療が完了した後は、数カ月ごとの定期的な歯のお掃除にいらしていただくだけで、その後は、しょっちゅう歯を治す…といった事はなくなります。この治療をするメリットとして、治した後は歯にかかるダメージが減り、歯が長持ちします。

治療費用
3歯欠損10歯分のテレスコープ義歯治療 2,530,000円
*治療を行った地点での費用の表示となります。
内容:仮歯、テレスコープ義歯(レバー付き)、内冠、歯の形成、印象等の義歯治療に関わる治療作業費用を含む。
(歯の抜歯及び歯の神経の治療が必要な場合は、保険内治療の範囲内で別途となります)
治療期間
全治療期間10ヶ月
歯のない時期を避ける為、治療スタート後、まず初めに治療部位の歯を形成し、仮歯を装着
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その後、悪化し保存不可能な歯を抜歯しますが、仮歯が先に出来ているので、抜歯後も人から見える部分に歯がない時期はありません
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抜歯した部位の歯肉の陥没がキレイに治るのを6ヶ月間待ちます
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歯ぐきがキレイに治った後、歯の型取り
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義歯の仮合わせ
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テレスコープ義歯完成、口腔内に義歯を装着
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義歯の調整
治療後の経過は12年
症例4
初めは…

治療を始める前は、バネ(クラスプ)のタイプの入れ歯を使っていたそうです。でも、この入れ歯だとカタカタ動くので、よく噛めなくて、歯肉に食い込んで痛くて一日していられないと言っていました。

以前は入れ歯を外すと、このような状態で、奥歯から中間にかけて4本の歯を喪失していましたが、他の歯に関しては歯もしっかりとして、ほとんどの歯が健康状態がとても良かったです。

バネのタイプの入れ歯をはめているところです。一見、問題なく噛めそうにもみえます。
しかし、なぜ噛めないかというと、バネで丸い歯に引っ掛けているだけなので、歯のない入れ歯部分で、いざ噛もうとすると、バネは簡単に持ち上がって浮き上がり、逆に入れ歯の下の歯肉には入れ歯が食い込んで痛くなるのです。それがカタカタの原因です。
治療の最後は…

最終的に、この様に治りました。
入れ歯が入っているように見えますか?

テレスコープ義歯を外したところです。
この方の場合は、年齢や歯の健康状態を検討し、入れ歯の治療範囲は、歯の喪失部分4本と入れ歯を支えるための歯2本となりました。
歯の形を加工する治療は必要になりますが、バネとは違い、この入れ歯は噛んでもビクとも動きません。
この金属がはまった歯(内冠)が入れ歯を固定して、動かない役割をしています。

この方のテレスコープ義歯(入れ歯)はこのような形になってます。
治療費用
4歯欠損6歯分のテレスコープ義歯治療 1,240,000円
*治療を行った地点での費用の表示となります。
内容:仮歯、テレスコープ義歯(レバー付き)、内冠、歯の形成、印象等の義歯治療に関わる治療作業費用を含む。
(歯の抜歯及び歯の神経の治療が必要な場合は、保険内治療の範囲内で別途となります)
治療期間
全治療期間4ヶ月
治療後の経過は15年
症例 5
初めは…

治療を始める前はクラスプ(バネ)式の入れ歯を使用していましたが、バネが見えると入れ歯と分かってしまうのが嫌で…あと、入れ歯がカタカタ動いて、入れ歯で噛めるものを探しながら噛んでます、歯の周りの歯肉もよくはれるという症状がありました。
バネ式の入れ歯をはずしたところです。

治療前に使っていたクラスプ(バネ)式の入れ歯です。このバネは、入れ歯が外れない様にする効果しかなく、ものを噛むと、バネの輪っかは広がって歯の付け根の歯肉に食い込み、それと共に入れ歯の床(歯肉)が下の歯肉に食い込むので、カタついたり、痛みが出ます。
入れ歯についている歯も、丸くかなりすり減っているので、食べ物のかみ切りも悪いと思います。

治療が終わり、テレスコープ義歯をはめたところです。この義歯は、入れ歯が揺れたり動いたりしない分、歯全体にかかる力の負担が少なくなります。歯にかかる力の負担が減ると、歯の周りの歯肉がはれにくくなりますので、それ以降は、歯肉が腫れる症状が落ち着きました。
また、歯の無い部分の入れ歯の歯も動かず、沈み込みにくい為、葉もの野菜のかみ切りがよくなりました。
そして、バネがなくなったので見た目もキレイに白い歯になり、唇にバネが引っかかることも無くなりました。

入れ歯を外すとこのような感じです。
下の前歯は、特に治療はしていません。左右側の中間の歯の金属の部分が、治療した範囲です。
はずした状態で歯磨きをして、入れ歯は入れ歯で別に磨いてから、またすぐにはめて、夜寝る時もはめたままご使用していただきます。

今回作ったテレスコープ義歯です。
治療費用
4歯欠損9歯分のテレスコープ義歯治療 1,820,000円
*治療を行った地点での費用の表示となります。
内容:仮歯、テレスコープ義歯(レバー付き)、内冠、歯の形成、印象等の義歯治療に関わる治療作業費用を含む。
(歯の抜歯及び歯の神経の治療が必要な場合は、保険内治療の範囲内で別途となります)
治療期間
全治療期間4ヶ月
治療後の経過は15年