歯並びが悪く、虫歯が何箇所もあって気になる、何度治療しても直ぐに虫歯が出来てしまう、何度治療しても歯が直ぐに悪くなる…この原因は何処にあるかご存知でしょうか。

ー歯の良い人と歯の悪い人の差は何が関係するのか

歯のかみ合わせの良し悪しには、上顎の歯列と下顎の歯列の大きさのバランスが大きく関係しています。

その為、かみ合わせや歯並びが悪い人の場合は、悪い歯1本にだけにフォーカスを当てて、単独の歯の治療をしても治りません。悪い歯が1本だけだったとしても、上下顎全体のかみ合わせのバランスが取れているかどうかが治療をする上ではとても重要な要素となります。

かみ合わせを車に例えると…同じ大きさのタイタが4つ、前後左右に付いていて安定して走れる車のような安定した状態の歯並びの事を良いかみ合わせといい、タイヤが一つ外れっぱなしだったり、1箇所のタイヤの高さが高すぎたり低すぎたり…これでは車がガタガタ揺れてうまく走れないよね…というバランスの悪い状態の事を悪いかみ合わせと表現します。

この様にかみ合わせのバランスが悪くなっている事で、一部の歯に過度のストレスが慢性的にかかっている事で、歯が繰り返し悪化したり、治して直ぐなのに痛みが出たりします。

−治療した歯を長持ちさせるためには

治療した歯を長持ちさせるためには、かみ合わせのバランスが取れている良いかみ合わせにして、安定している必要があります。歯は顎運動と言って、顎を前後左右に動かす事で、食べたり、喋ったりする為に必要な部分です。

その為、歯並びが悪く、タイヤの大きさが違い車体がブレて走っている車の様に、常に顎運動がガタガタと不安定に動いているかみ合わせでは、過度にストレスがかかった歯には繰り返し痛みが出る、直しても直ぐに壊れるといった症状が出てきます。この様な症状がある方は、かみ合わせが悪くなっている可能性があります。

良いかみ合わせの人の歯は、歯に過度のストレスがかからない為、虫歯や歯周病に罹りにくく、健康的で長期的に良い歯の状態が保てます。