ピッタリ適合した入れ歯で毎日過ごす事は、体の健康維持に関係しています
義歯(歯)の善し悪しは、体の様々なところに影響しています。
合わない義歯をする、入れ歯が合わないので食事の時だけはめていると言った事は、脈拍数が上がる、それに伴って血圧が上がるといった、全身的な体調面に悪影響を及ぼします。(これに関した学術発表を「院長の学会発表」に載せてあります)
しっかり噛んで食べられなければ、消化が悪くなり、胃腸の病気を引き起こす原因となり、かみ合わせが悪ければ顎の位置が歪むことで、お顔が歪みます。また、背中が歪み、首や腰に負担をかけます。
その他、入れ歯や歯のかみ合わせが悪いと、正しい嚥下(えんげ)や鼻呼吸が出来なくなります。お口がしっかり閉じていられないお口の状態だと、鼻の圧力が上がるため、は自然と詰まり鼻から呼吸しづらくなり、口呼吸に変わります。
口呼吸が長く続くと、体に取り込まれる酸素の量が減り、頭痛がしたり、パニック症候群などの呼吸の病気が起きてきます。
歯のかみ合わせが背中、腰、膝に影響する訳
頭の重さは約8kg 歩くたびに、頭が左右に ふらつけば、時計の振り子と 一緒です。 |
頭を支えている背中や腰は フラフラ、頭と一緒に揺れて、 その影響で腰は、痛くなったり 曲がったりします。 |
なぜ、頭がふらつくのか?!
歯は硬組織と言って、骨格と一緒の役割として、頭を真っすぐに支えているのです。
でも、歯が失われると、頭を支える為の硬い組織を失われるので、頭が左右にグラグラと振り子の様に揺れて不安定になります。つまり、骨格が歪むのと一緒なんです!
その為、左側に高い歯が入れば、右側の低い歯の方に頭は傾き、左側に低い歯が入れば、左側に頭は傾きます。お口の中でカタカタ動くゆるい義歯では、体は支えきれません。
体の骨格を支えられるピッタリ適合した、動かない義歯をする事で、一度は歪んでしまった骨格を、また改善してくれます。
一度、この様にお口の機能が下がる事で、体幹を支える筋力が減弱する事で、体に適した義歯を作製することと共に、この様な減弱したお口周りの筋力や体幹を支える筋力を鍛え直す必要があります。この筋力が適正に鍛えられないと、義歯をはめている事が疲れる、しんどいといった症状が出て、せっかく作った自分に合わせて作った義歯をはめたり、外したりを繰り返す方がいらっしゃいます。このような入れ歯の使用方法は、更なる体の不調につながります為お勧めできません。義歯は使用方法を守って頂く事と、歯磨き以外の時は寝る時も含めて24時間はめておく事が健康維持に繋がります。