
子育て中の忙しい毎日で、自分の口腔ケアを後回しにしていませんか?朝は子どもの準備に追われ、夜は疲れ果てて歯磨きもそこそこに。そんな状況が続くと、いつの間にか虫歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。3歳以下の小さい子供の口腔内には大人より少ない種類の細菌しか常在菌として存在しておらず、この時期に虫歯ができると天敵になる菌が少ないため増殖力旺盛な虫歯の進行が早く危険です。パパやママに虫歯が多いと子供への虫歯菌の感染リスクも上がることから、お口の中のケアはとても重要です。正しい知識と効率的な方法を身につけて、健康的な家族の口腔ケアを心がけて下さい。
子育て世代オーラルケア
子育て世代オーラルケアの最大の課題は、時間の確保です。特に乳幼児を抱える家庭では、自分の時間を作ることさえ困難な状況が続きます。このような環境下では、従来の丁寧な歯磨き方法では継続が困難になってしまいます。
重要なのは、如何に毎日の生活習慣の中に口腔ケアを取り入れるかです。また、毎回15分かけて完璧な歯磨きをするのは難しくても、毎日1回は丁寧な歯磨きを心がけるだけで、予防効果は格段に上がります。朝の歯磨きは簡単に済ませる事しか出来なくても、夜の歯磨きは丁寧にする、これを毎日継続できれば、長期的な口腔健康の維持につながります。子育て世代に特化したオーラルケア用品も数多く登場しており、これらを上手に活用することで効率的なケアが実現できます。
時短歯磨き方法
時短歯磨き方法の基本は、「重要な部分に集中する」ことです。虫歯や歯周病のリスクが高い部位を重点的にケアすることで、短時間でも高い効果を得ることができます。
まず、歯と歯茎の境目を重点的に磨きましょう。ここはプラーク(歯垢)が溜まりやすく、歯周病の原因となる細菌の温床となります。次に、奥歯の咬合面(噛む面)と歯間部分に注意を向けます。これらの部位を優先的にケアすることで、限られた時間内でも効果的な清掃が可能です。これらの部分は全て歯が窪んでいるので、歯ブラシを大きく動かすと、窪んだ部分にブラシが届かない為効果が出ません。歯ブラシは小刻みに振動させるように動かすと、ブラシが細部に入り込み効率よく汚れを掻き出せます。
電動歯ブラシの活用も時短には効果的です。手磨きと比べて清掃効率が高く、短い時間でも十分な清掃効果が得られます。しかし、どの電動歯ブラシを使用しても、効果の高い歯磨きができる訳ではなく、効果は電動歯ブラシの性能にも左右されます。
良い電動歯ブラシの要件として、歯ブラシをONにしてブラシに歯を磨く時と同じくらいの圧力をかけて手の甲へ押し付けます。この時に動きが止まってしまう電動歯ブラシでは、実際にブラシを歯に当てた時に動いてないので効果は出ません。また、歯ブラシの大きさや長さが大きいものは奥歯の細部に届かないので磨き残しが出来やすいブラシといえます。この辺りを電動歯ブラシの選択する際の参考にして下さい。
北欧スタイルの虫歯予防
虫歯予防の先進国である北欧の国では、小学校で昼食後は必ずキシリトールガムを噛むのがルールになっています。キシリトールは毎日摂取することで、3ヶ月以上継続すると、口腔内の虫歯菌の菌層がネバネバして歯から剥がれにくい菌からサラッと剥がれやすい菌層へ変化するなどの効果がある為、虫歯菌が剥がれやすく予防効果が上がります。
…その2へ続く