当院では、乳歯の虫歯治療に関しては、歯をほとんど削りません!

これは、当院の乳歯の治療の目標が “永久歯に虫歯を移さない治療” だからです。

乳歯の治療

乳歯は、永久歯と比べて小さいため、虫歯を削って、詰める治療をすると、あっという間に歯の神経まで虫歯が進行して、結果、神経を取る治療にまで至ってしまう事と、子供は永久歯へのはえ換わりの時期に、歯ぎしりをよくするので、大人と違って、詰め物がよく取れたり、壊れるので、これを放置する事で、繰り返し虫歯になり易いのです。

当院では、虫歯でカルシウム分が溶け出している部分に、濃度の濃いフッ素を繰り返し浸透させる事で、虫歯の進行を止めていく処置や、虫歯に詰めるお薬も、フッ素が含まれているものを使用し、お薬がジワジワ虫歯に作用して、虫歯の進行を止めてくれるような処置を中心に行っています。

この治療法の方が、歯を削って詰める処置よりも、虫歯の進行が食い止められます。

もちろん、治療が終了した後も、4~6ヶ月に一度の定期的な虫歯のチェックとフッ素塗布は必須で、永久歯への生え替わりの時期まで経過を診ていく事が必要条件となります。

乳歯の虫歯には、急性タイプのものも多く、急性の虫歯は、虫歯の部分も白い虫歯で、見つけ難く、数ヶ月のうちに大きく進行するからです。

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