長期間「噛めない」状態が続く事は、体の健康面、見た目、精神的なストレス、姿勢、老化に大きな影響を及ぼします。
健康面:噛めない状態が長く続くと、軟らかいものしか食べなくなり栄養の偏りが出る、ほとんど噛まずに飲み込んでいる事になり、胃腸の調子まで悪くなるといった健康面に影響をきたすこと
見た目:噛めない状態にまで歯の状態が悪化することで、奥歯を数本失うと噛み合わせが低くなることで顔が短くなる、前歯の被せ物が外れやすくなる、上の前歯が出っ歯になってくる、口輪筋の働きが低下してくることで口元に皺が増える、ほうれい線が目立つようになる、左右の歯の高さが変わる事で顎の位置が歪む、顔が左右非対称になる、食いしばりが強くなる事で左右の頬の膨らみが非対称になるといった見た目にも多くの影響をきたすこと
ストレス:食いしばりが強くなる、朝起きた時に顎に疲労感が残っている、常に歯に力がかかっている事でストレスが掛かるといった様々な不快事項が常にあり、ずっと歯のことが頭から離れない
姿勢:かみ合わせに問題があると頭の重心が体の中心からズレます。頭の重さは6−8kgあるので、左右の歯の高さが違っていると、頭部の重心がズレて左右的な姿勢の傾きが出ます。これにより肩や腰も歪んできますので、強い首こり、肩こりや腰痛の症状が出てきます。
深い咬み合わせや前歯が出っ歯の人では、頭が前傾するので猫背の姿勢になる場合が多く見られます。
老化:しっかり噛む食事が出来ないことで、口輪筋の働きが低下しほうれい線が深くなる、肌のハリがなくなってくる、口角が下がることで喋っている時に上の前歯が見えず下の前歯が見えるのが目立ってくると老けた印象になります。