ブランコの女の子

 

口呼吸は、一般的には鼻呼吸と比べて健康上の問題があると言われていますが、実は歯並びにも深い関係があることをご存知でしょうか?

本記事では、口呼吸と歯並びの関係性について解説し、口呼吸による歯並びの影響についてご紹介します。

本来正しい呼吸機能は鼻呼吸です

しかし、歯の欠損部分がある開口や上顎前突、下顎後退、反対咬合…など歯並びの不正があるなどといった事があると、歯と歯をかみ合わせても上下の歯と歯がかみ合わない為、お口を閉じても口の中で内圧が高められない為、お口の中で密閉状態が作れません。また、口を閉じる筋力が不足していたり、舌の筋力が低下していたりする事でも、口の中の密閉度は下がります。口を閉じた時の密閉度が高く内圧が高くないと鼻から空気を取り込み難くなるので、この様な口腔内環境にある方は徐々に口呼吸へ移行してしまいます。

口呼吸の人のデメリット

歯科イメージ

 

  • 口を開いて呼吸することで口の中が乾燥しやすい環境になり、口の中が乾燥すると細菌が繁殖しやすい環境になるのでドライマウスになる
  • 前歯を中心にした虫歯が出来やすいお口になる
  • お口周りの筋力が低下し、舌の位置が下がってしまうので、寝ている時に舌根沈下が起きやすい為、無呼吸症候群を併発しやすくなる
  • 口の周りの筋力と舌のポジション、飲み込む時の舌癖によって、歯並びが悪くなる、成長期の子供に関しては上顎や下顎の成長がし難く小さい顎骨のままだと、歯が並ぶスペースが確保できない為、歯が中々生えてこない歯並びが悪い顎関節症になり顎の痛みや口が開きにくいといった症状が起きます

 

次回はどの様にしたら、口呼吸が改善できるかをお伝えいたします。