初めは…
左下奥歯2本を喪失し「保険治療で入れ歯を作ったが、入れ歯が口の中でカタカタ動いて使えない。食事の時には、入れ歯が緩んで外れそうになり、食べ物がうまく噛めずに困っている。」との事で当院を来院されました。
一般的に一番後方の奥歯が残っていれば、取り外し式の入れ歯ではなく、固定性のブリッジタイプの被せもので治せますが、最後方の奥歯を喪失すると、治療方法としては取り外し式の義歯治療が選択肢となります。

保険の入保れ歯だと、簡単なバネを歯に引っ掛けて入れ歯が外れない様に固定する仕組みになっていますが、このタイプの義歯は固定力が弱く、外れやすく、食べ物を噛もうと思っても、噛む力は体重と同程度またはそれ以上かかっているので、かなり固定力のしっかりした装置でなければ、噛む力を支えられません。

その点、テレスコープ義歯は、体重と同程度またはそれ以上の咬合力にも耐えられる様な強靭な構造と、キレイな見た目の両方を兼ね備えている義歯です。固定する原理が全く異なり、口の中でかなり固定感のある義歯です。
治療後は…

テレスコープ義歯は、歯に内冠と呼ばれる金属色の被せ物の上に、義歯に組み込まれた外冠がピッタリ重ねられる様な構造になっていて、この部分の強固な固定力により、義歯が安定する構造をとっているのが特徴です。

入れ歯をはめると、このような状態になります。
この症例の義歯は、いくつかの種類のあるテレスコープ義歯の中のリーゲルテレスコープ義歯です。
リーゲルテレスコープ義歯の特徴としては、
入れ歯のレバーを閉じると、内冠の金属にカンヌキが閉じて、自分の歯と入れ歯が固定される仕組みになっています。
そのため、入れ歯が浮いてきたり、カタカタ動いたりという心配はありませんし、動かないので痛くありませんし、ドイツ人でも硬いパンをしっかり噛める強度がでます。
バネも一切かからないので、他の人に入れ歯だという事は全く知られずに済みます。


治療費用
2歯欠損の片側テレスコープ義歯治療 1400,000円
*治療を行った地点での費用の表示となります。
内容:仮歯、テレスコープ義歯、内冠、歯の形成、印象等の義歯治療に関わる治療作業費用を含む。(歯の抜歯及び歯の神経の治療が必要な場合は、保険内治療の範囲で別途となります。)
治療期間
全治療期間4.5ヶ月
歯のない時期を極力避ける為、治療スタート当日に仮歯を装着
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その後、治療部位の支台歯の虫歯などの治療
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歯の形成
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歯の型取り
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義歯の仮合わせ
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テレスコープ義歯完成、口腔内に義歯を装着
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義歯の調整(痛みがなく、噛める様になったら治療終了です
治療後の経過は12年