クラスBオートクレーブの特徴
クラスBオートクレーブは、歯科医院で使用される小型高圧滅菌器の中で最も厳しい基準をクリアしている機器です。このタイプの機器は、プレバキュームという技術を用いて、器具内部の空気を効率的に除去し、高圧蒸気が隅々まで行き渡る様に設計されています。この特徴により、クラスBオートクレーブは、複雑な形状の器具や、内部に空洞を持つ器具など、従来の滅菌器では難しかった器具も確実に滅菌することが出来る機器です。
EN１３０６０基準の概要
EN１３０６０は、ヨーロッパで定められた小型高圧滅菌器に関する基準です。この基準は、器具の種類や環境設定に応じた滅菌プロセスを定めており、クラスBオートクレーブはこのEN１３０６０の中でも最も厳しいクラスに位置付けられています。この基準に準拠していることは、機器が高い滅菌性能を持っている事の証明となります。
滅菌プロセスと検証
クラスBオートクレーブの滅菌プロセスは、定められたプログラムに従って行われます。滅菌サイクルごとに、温度、圧力、時間などが正確に管理され、これらのプロセスは定期的に検証される必要があります。また、ヨーロッパでは、滅菌プロセスの検証には特定のテスト、例えばヘリックステストやバイオインジケーターを使用することが推奨されています。
小型高圧滅菌器の安全性
クラスBオートクレーブは、その高い安全性からヨーロッパの歯科医院では広く採用されています。これらの機器は、滅菌サイクルが完了するまで扉が開かない安全ロック機能を持つなど、使用者の安全を考慮した設計がなされています。また、定期的なメンテナンスと機能チェックにより、常に最適な状態で使用されることが保証されています。
湘南歯科医院では、クラスBオートクレーブを使用した器具の消毒システムをとっています。これにより、患者様への安全な治療を提供することが可能となっています。EN13060基準に準拠した滅菌器を使用することで、国際的な水準の感染予防が可能となり、より安心して診療を受けていただけると思います。