9月に私が校医をしている保育園でご父兄を対象とした講演をしました。

演題は「健康な大人になるために」で、春に行った歯科検診の結果を元に、虫歯予防と口腔育成の内容をお話ししました。

虫歯については、急激に進む虫歯と穏やかにしか進まない虫歯の見分け方や、お家でしてほしい虫歯の予防方法、今流行りのキシリトールとフッ素はなぜ虫歯予防に効果があるのか?どのように活用するか?などをご紹介しました。

また、虫歯が進むと永久歯にどのような影響があるのかを、実際のレントゲン写真で説明しました。

今回、思いの外、虫歯予防の話が長くなってしまったので、口腔育成については少ししかお話しできませんでしたが、口腔育成も大事な分野です。

最近は働いているお母さん方も多く、それに伴って哺乳方法や哺乳期間、離乳時期にお口の周りの筋肉や舌の成長に問題が起こり、その影響で、小さい時期から歯並びが悪い子や顎の発育が悪い子がとても多く、こういう子供がそのまま大人になるために、歯並びや骨格の成長に問題のある成人も多いです。

かみ合わせの不具合(不正咬合)は、見た目の問題だけではなく、慢性的な鼻の病気や口呼吸など体の健康に影響を及ぼします。これは、歯並びが呼吸に影響を及ぼすからです。

子供が成長する時期から、よい歯並びを保つこと=健康な体の成長を促す、「乳幼児期の育て方とその後のちょっとした生活習慣に気を付けてもらえば、歯並びってそんなに悪くはならないんだよ!」っていうことをより多くの人に知っていただきたいと思います。

要するに、普通に育てば歯並びって良くなるはずですよね?!何もしなくても、ということなんです。

今は、普通が難しいのかもしれませんが。

講演風景